
レール走行式免荷リフトに免荷量が ひと目で分かる目盛りシールを導入しました
有隣病院の回復期リハビリテーション病棟のリハビリ室では、患者さんが安心して歩く練習ができるように「レール走行式免荷リフト」というリハビリテーション支援機器を導入しています。
免荷装置とは、体を専用ハーネスで支え、体重の一部を軽くすることで、足や腰への負担を減らしながら歩く練習ができる装置です。また、装着時は転ばないため、安全を確保しつつより積極的にリハビリができる機械になっています。
今回、株式会社モリトー様に依頼して【免荷量を数値化するための目盛りシール】を回復期病棟にある安全懸架装置につけていただきました。臨床現場での導入は全国で2番目だそうです。
写真のように、装置にメモリを付けることで、どれだけ体をサポートしているか(免荷量)がすぐわかるようになっています。
この目印がついたことで、スタッフの間で「どれくらい体を支えるか」という設定を統一しやすくなり、訓練の質を高めることができるようになりました。また、メモリで確認できることで設定が容易であり、リハビリの時間を有効に使うことができると思います。
免荷装置を導入して半年ほどですが、脳卒中患者さんの早期離床や歩行のステップアップのために使用しています。今後も使用方法を模索しながら安心したリハビリができるように頑張っていきたいと思います。
リハビリテーション室 ブログ係