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第3回リハビリ室内症例・研究発表会が開催されました

有隣病院リハビリテーション室ブログ係です。

9月27日に「リハビリ室内症例・研究発表会」が開催されました。

症例・研究発表とは?

症例発表は個々の症例の経過や治療を考察と共に報告します。

研究発表は業務に関するデータやアンケートを元に研究した結果や考察を報告します。

リハビリ室は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・歯科衛生士が所属していますが、その中にチーム分けがされています。

4チームある回復期チームと一般療養チームに分かれており、同じリハビリテーションを実施する中でも、その業務内容には異なる点があるため、毎年様々な演題が発表されます。

今回発表された演題は以下の8演題です。

・仮義足作成前に機能改善を図り早期歩行ADL獲得につなげることができた症例

・浴槽またぎ評価用具の活用結果と今後の改善点の報告

・FBSおよびMMSEを用いた車輪付き歩行器使用下での病棟内歩行自立判定基準の検討

・適切な治療と栄養管理の下、リハビリ長期継続により、50歳代看取り患者が自立支援レベルまで改善した症例

・アンケートから見えてきた、当院作業療法士の現状の課題や傾向について

・シャキアーエクササイズにより廃用に起因する嚥下障害に改善が見られた症例

・認知機能低下を伴う右大腿骨頚部骨折術後の症例

・当院回復期リハビリテーションチームにおける理学療法の質についての意識調査

その内のひとつ、「浴槽またぎ評価用具の活用結果と今後の改善点の報告」について紹介します。

回復期リハビリテーションでは自宅へ退院するために様々な動作の評価と練習をしています。その中で浴槽をまたぐという動作は、床や手元が滑りやすい環境のなか、片足でバランスをとりながらもう片方の足を大きくあげる必要があります。そこで、浴槽またぎの評価が必要な時にすぐできるように、リハビリテーション室内で利用できる浴槽またぎの評価のための用具を作成し、利用しています。今回は作成した用具の活用に対してのアンケートをもとに、更なる改善点を検討し報告してくれました。この報告により、浴槽またぎ評価用具の活用がさらに活発となり、動作の改善に繋がっていくと良いと思います。

各専門職や異なる病期を担当する職員の発表を聞いたり、発表に対しての質疑応答を活発に行うことで、新たな知識を得ることができます。

これにより新たな視点や知識探求意欲が生まれ、より良いリハビリテーションの提供を目指しています。

リハビリテーション室ブログ係

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